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麻布大学 内田明彦教授
内田明彦教授 今は空前のペットブームです。現在は単にペットとは言わずに伴侶動物と呼ばれることが多くなりました。これからますますペットは増加の一歩をたどるでしょう。
ペットも動物ですから人間と同じで色々な病気があります。ペットの感染症のいくつかの病原体は人間に感染して、時には重症な病気にまで発展する場合があります。このようにペットなどの動物から人間に感染したり、人間から動物に感染させるような共通な感染症を人獣共通感染症といいます。


 ペットブームによってペットの飼育頭数が増えたこと。また、室内でペットを飼育するなどの環境の変化にともなって、日本国内では、近年「人獣共通感染症」発生件数も増加の一途をだどっています。

 それでは人獣共通感染症は、どのようにしたら予防できるのでしょうか?
ペットからの感染を予防し、自分や家族を守るためには、正しいペットの飼育が必要とされます。予防のための原則は、次の5つとなります。

責任を持って飼う 予防接種を受ける  しつけをする
動物を理解する 動物の野性的行動を知る
ペットの定期健診 定期的なペットの検診を行う
節度を持って接する 濃厚な接触をしないようにする(一緒に寝たりすること)
手洗いの励行 ペットと触れ合った後は、石鹸で良く手を洗う

 特に難しいことがある訳ではありません。正しい知識を持っていれば大丈夫です。人間と同じように定期的に健康診断を行い、人生の友として、伴侶としてペットとの生活を楽しんでください。
 定期的な健康診断としてPet寄生虫検査キットの活用を自信を持ってお勧め致します。

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